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半数が希望の採用人数を確保できていない

 経産省の調査では、IT人材の獲得に苦戦している企業の実態も浮かび上がった。

 新卒採用については、約半数の企業が十分な採用人数を確保できていないという結果が得られた。約4割の企業は採用した人材の水準に満足していないという。

新卒採用の状況。約半数の企業が十分な採用人数を確保できていないという
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新卒採用の状況。約4割の企業が、採用した人材の水準に満足していないという
新卒採用の状況。約4割の企業が、採用した人材の水準に満足していないという
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 情報サービス産業協会(JISA)の手計将美事務局次長は「採用をとりまく環境の厳しさを踏まえた上で、企業は人員不足を補うため、採用後の人材育成や教育などで工夫を求められるのではないか」と語る。企業は採用人数が希望よりも少ないという実態を見据えたうえで、採用できた人材が離職しないように定着度を高めたり、十分な戦力となるように育成したりする必要がある。

 中途採用の状況については、平均給与の高いシステム関連コンサルティングは比較的満足できる水準の人材を獲得できている一方、受託システム開発業や技術者派遣業が苦戦しているとの結果が得られた。

 リクルートキャリアの江川理絵ITエンジニアキャリアアドバイザーグループマネジャーは「受託システム開発や技術者派遣でも、教育制度を確立できていたり明示していたりする企業は比較的採用に成功している」と説明する。顧客によって仕事の内容や職場環境が変わるこれらの職種では、スキルアップへの道筋を明確に示すことが、優れた人材を採用する第一歩といえそうだ。