パナソニックの業績が急回復している。営業利益は2012年3月期の437億円を底に、3期連続の増益を達成。2016年3月期には約10倍の4300億円まで拡大する見通しだ。好調な住宅関連事業の営業最前線や家電などの生産現場に目を向けると、回復の背景には地道なIT改革があることが分かった。モノづくりの現場では、製造ビッグデータで人気パソコンの部品のトレーサビリティーや故障予知を実現。工場のエネルギー効率を高めるため、IoT(モノのインターネット)も駆使する。住宅リフォームでは工務店を巻き込み、タブレットアプリを活用。顧客の目の前で商品の違いを説明し、商材の組み合わせで見積もりまで出す。パナソニックの多様な現場に潜入し、復活のIT現場力を探った。

(写真撮影:北山 宏一)
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