PR

押さえておきたい5つのプロジェクト特性

 中身のあるマスターテスト計画書を作成するには、次に挙げる5つのプロジェクト特性を押さえておきたい。(1)品質基準/対応要件、(2)実現方法、(3)リスク、(4)システム特性/プロダクト特性、(5)類似案件実例/バグ情報――だ。各項目について入手すべき情報と、それを基にしたテスト内容の検討のポイントは以下の通りとなる。

テスト内容の検討のために押さえるべきプロジェクトの特性
テスト内容の検討のために押さえるべきプロジェクトの特性
[画像のクリックで拡大表示]

(1)品質基準/対応要件

 品質基準とは、開発するシステムやプロダクトでは何をどの程度充足している必要があるのか、ということである。要件定義で決めた対応要件について、品質特性の切り口で達成目標を整理するといいだろう。

 品質特性としてはソフトウエア品質の評価に関する国際規格である「ISO/IEC 25000シリーズ」や「ISO/IEC 9126シリーズ」が参考になる。例えば、ISO/IEC 25000シリーズの「ISO/IEC 25010」は、システム/ソフトウエア製品品質を「機能適合性」「性能効率性」「互換性」「使用性」「信頼性」「セキュリティ」「保守性」「移植性」の8つの特性に分類している。

 基本的には要件定義書の内容を基に整理をしていくことになる。ただし、要件定義書の記載が不十分である可能性もあり、その場合は適宜補完していく必要があると考えておく。

 品質基準や対応要件を整理できたら、テスト内容の検討に入る。品質基準や対応要件で決めた内容を達成できたと判断するには、テストで何を確認すべきなのか、どのようなテストを行うか、を検討する。