可能なら5GHz帯でつなぐべき

 現在、無線LANで主流のIEEE 802.11ac規格に対応する親機は一般的に、11a/b/g/nに対応する機器からでも接続できる。つまり実際には11ac対応機の多くが5GHz帯と2.4GHz帯の両方に対応しているということだ。

 そのため、付近の無線LANを一覧表示すると、無線LANルーターが1台でもSSIDが2つ表示されることがよくある。802.11ac対応パソコンの場合、どちらでもインターネットにつなげられるが、802.11acの高速通信ができるのは5GHz帯側だけだ。もし2.4GHz帯の方に接続しているのであれば、5GHz帯の方に接続設定を切り替えよう。

802.11acのルーターは、5GHz帯のほかに、過去の無線LAN機器との互換性を保つため2.4GHz帯も利用できる。画面の場合、「Buffalo-A-239A」と「Buffalo-G-239A」の2つのSSIDは同じ無線LANルーターが出しているが、前者は5GHz帯、後者は2.4GHz帯なので、高速通信をするには5GHz帯の方に接続しよう
802.11acのルーターは、5GHz帯のほかに、過去の無線LAN機器との互換性を保つため2.4GHz帯も利用できる。画面の場合、「Buffalo-A-239A」と「Buffalo-G-239A」の2つのSSIDは同じ無線LANルーターが出しているが、前者は5GHz帯、後者は2.4GHz帯なので、高速通信をするには5GHz帯の方に接続しよう
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「リンク速度」で実際の接続状況が分かる

 無線LANは、必ずしも製品の仕様表にある最大通信速度で接続するわけではない。例えば最大867Mbpsというルーターがあったとして、実際に867Mbpsで通信できるとは限らない。実際の速度は計測する以外に測る方法はないが、その目安はプロパティを見ることで確認できる。この速度を「リンク速度」という。

 エクスプローラーから「ネットワーク」を右クリックして「プロパティ」を選び、「アクティブなネットワークの表示」にある「接続」に記載されている接続名をクリックすると表示される。リンク速度は単に「速度」と表記される。下の画面は、最大867Mbpsの無線LANルーターに802.11acで接続したPCのものだが、リンク速度は173Mbpsだ。つまり、電波状況があまり良くないと考えられる。

 リンク速度を確認して高速ではなかったり、接続が頻繁に切れているといった問題が発生していたりするなら、先ほどの手順でリンク速度が表示される画面を開き、「動作状況」にある「診断」を試してみよう。ネットワークの状況を自動診断し、適切な状態で再接続を試みる。これで問題が改善することがある。

 無線LANのリンク速度は、電波状況によって変化する。親機から距離が離れると電波状況は悪くなり、速度が落ちたり接続が不安定になったりする。電波状況を良くするには、親機になるべく近づき、リンク速度が向上するか変わるかを試す。親機との間に中継器を設置する手もある。

思うような速度が出ない場合、診断を実行して状況が変わるか試みる
思うような速度が出ない場合、診断を実行して状況が変わるか試みる
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