有線LANで速度が出ない場合も、リンク速度を確認するのが有効だ。パソコンとネットワークハブ(スイッチングハブということもある)の双方がギガビットイーサネットに対応していれば、リンク速度は「1Gbps」と表示される。もし「100Mbps」と表示されていれば、問題があるかもしれない。別の機器にケーブルをつなぎ替えて状況が変化するか試そう。ごくまれにパソコンのLAN端子とネットワーク機器の相性が原因となり、正しいリンク速度で接続されないことがある。またLANケーブルがギガビットイーサネットに対応する8芯のケーブルであるかを確認する。

 当然ながら、パソコンとネットワークハブの一方が「ファストイーサネット」(最大100Mbps)にしか対応していなければ、リンク速度は100Mbpsになる。ギガビットイーサネットが一般的になった現在でも、低価格帯のパソコンや無線LANルーターにはこうした機種があるので注意しよう。

ギガビットイーサネット対応のパソコンとネットワークハブを接続したのに、リンク速度が100Mbpsとなっていた例(画面左)。診断を実行しても状況が変化しなかったので別のネットワークハブに挿したところ、正しく1Gbpsでリンクした(画面右)
ギガビットイーサネット対応のパソコンとネットワークハブを接続したのに、リンク速度が100Mbpsとなっていた例(画面左)。診断を実行しても状況が変化しなかったので別のネットワークハブに挿したところ、正しく1Gbpsでリンクした(画面右)
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Wi-Fiテザリングが遅いならUSBに切り替える

 スマートフォンをモバイルルーター代わりにするテザリング機能は、外出先でも手軽にインターネットに接続できるので便利だ。テザリングにはいくつかの方法があるが、最もよく使われるのはパソコンとスマートフォンを無線LANでつなぐ「Wi-Fiテザリング」だ。

 ただせっかくテザリングするなら、低速なのは回避したい。もしWi-Fiテザリングで速度が思うように出なければ、別途ケーブルを用意して有線テザリングを試そう。Androidの場合、パソコンとスマートフォンをUSBケーブルで接続し、設定で「USBテザリング」を有効にするだけでよい。iPhoneの場合は、パソコンに「iTunes」をインストールし、自動的にインストールされるiPhone用のドライバーを用意しておく。iPhoneとパソコンをLightningケーブルで接続し、インターネットの共有をオンにする。

スマートフォンの場合、USBケーブルでパソコンと接続後、Wi-Fiテザリングと同様に設定から有効にする。Wi-Fiテザリングと同時利用も可能だ
スマートフォンの場合、USBケーブルでパソコンと接続後、Wi-Fiテザリングと同様に設定から有効にする。Wi-Fiテザリングと同時利用も可能だ
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 ただ、テザリングで注意したいのは、スマホの限られた通信量を浪費してしまうことだ。特にWindows 10は、Windows Updateの自動更新やストアアプリの自動アップデート、スタートメニューのタイルに表示される情報の更新など、通信の機会が多い。しかしそうした通信を制限する方法もある。

 例えばWi-Fiテザリングなら、Wi-Fiの接続の一覧から「プロパティ」を開くか、「設定」の「ネットワークとインターネット」の「Wi-Fi」の「既知のネットワークの管理」を選ぶ。一覧からテザリングで使う設定のプロパティを開き、「従量制課金接続」の「従量制課金接続として設定する」のスイッチを「オン」に切り替える。すると、Windowsの更新プログラムの一部が自動ダウンロードされなくなるという。

Windows 10には、従量制課金接続の設定が用意される。テザリングの接続設定はこれをオンにしておく
Windows 10には、従量制課金接続の設定が用意される。テザリングの接続設定はこれをオンにしておく
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