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マルチクラウド時代に、うまく先行できたか?

 勝負はここからだ。実は、Treasure Workflowをオープンにするかクローズドなサービスにするかで、かなり議論した。クローズドにすれば、初期段階からマネタイズしやすい。しかし、僕らはオープンにすることを選んだ。理由は、顧客のニーズを理解したかったからだ。

 大きくなったとはいえ、当社は100人前後の会社。まだまだ分からないことがある。伝統的な金融機関が新しいBtoCサービスをリリースした際、どんなデータを使ってマーケティングしたいのか。それが見えていない。オープンなツールを配布し、彼らのニーズを深く把握することを優先した。

 ビッグデータブームで、大企業は二つのことを知ったはずだ。一つは、社内にはデータが大量にあるということ。そしてもう一つは、大量のデータで何をするのかが難しいということだ。米Facebookが強いのは、データをたくさん持っているからじゃない。データを整備し、うまく使えているからだ。

 銀行は、それこそ宝の山。100%正しい個人情報を持っている。ここから可能になるマーケティングはたくさんある。恐らく、銀行のマーケティング担当や販促担当には、さまざまなアイデアがあるはずだ。ただ、まだデータを正しく見られる段階には至っていないことが少なくない。そうした銀行にリーチし、ビジネスバリューにつながる事例を作るのが、次の目標だ。