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 クラウドソーシングといえば、データ入力やウェブの開発といった作業の委託を思い浮かべる。ところが、もくてき(東京・世田谷)が2015年4月から始めた「YeLL」は、クラウドサポーターが上司の代わりに部下の社員のやる気を高めるという珍しいクラウドソーシング。同社の與良昌浩代表取締役に、サービスの内容と得られる成果を尋ねた。

(聞き手は西村 崇=日経情報ストラテジー


写真●もくてきの與良昌浩代表取締役
写真●もくてきの與良昌浩代表取締役

「YeLL」とはどのようなクラウドサービスなのですか。

與良氏 社員1人ひとりのモチベーションを高めることに重点を置いた企業向けクラウドソーシングサービスです。顧客企業の社員には、週報をクラウド経由でアップしてもらいます。その内容を、コーチングやキャリアカウンセラーの資格を持つようなYeLL専属のクラウドサポーターが確認します。

 クラウドサポーターは80人ほどいて、社員からの週報の内容に応じてアドバイスやコメントを返します。悩みを含む内容については一緒に考えたり、仕事でこうしていきたいという考えに関する内容には寄り添ったりするなどして、社員のことを真剣に考えコメントします。そのコメントを通して、やる気を高めてもらったり、これまで踏み出せなかった行動に移してもらったりしています。

 2015年4月にスタートしましたが、この3カ月で10社の企業がこのサービスを採用しました。システムインテグレータを含む大手企業の担当者も強い関心を寄せています。

強い関心が集まる理由とは?

與良氏 そもそも多くの企業で、「活力ある組織風土に変革したい」「拠点が分散しているなかで各拠点の社員をマネジメントしていきたい」「離職率を下げたい」といったニーズが高まっているからだと思います。従業員満足度が下がっている状況に懸念を抱いているのです。