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「Global ICT Partner」のスローガンを掲げ、クラウド分野と海外事業を中心に成長を目指すNTTコミュニケーションズ。2015年6月に社長交代で新体制に移行した。MVNO(仮想移動体通信事業者)事業やインターネット接続事業を含め、今後の戦略を庄司社長に聞いた。

社長就任の抱負を改めて聞きたい。

庄司 哲也 Tetsuya Shoji
庄司 哲也 Tetsuya Shoji
1954年生まれ。東京都出身。1977年に東京大学経済学部を卒業、日本電信電話公社(現NTT)に入社。2006年6月にNTT西日本の取締役人事部長。2009年6月にNTT持ち株の取締役総務部門長(内部統制室長を兼務)。2012年6月にNTTコミュニケーションズの代表取締役副社長、2015年6月に代表取締役社長(現職)。趣味はドライブや絵画鑑賞、ゴルフ、スポーツ観戦など。

 2011年に公表した中期経営戦略「ビジョン2015」は、今年で最終年となる。新しいビジョンを2016年度以降に打ち出すべく、準備を進めている。その機軸に据えたいと考えているのが、「Go to Market」。先端的な技術やサービスの開発・提供を続けるのは当然として、キャリアならではのクラウドの良さをもっと顧客に訴えていきたい。とにかく新しいマーケットを開拓するという意識を全社員が持って取り組んでいかなければ、営業の強化や収益の拡大には結び付かない。

 メニューの標準化をいっそう進め、社内プロセスの効率化で減らした負荷を社外の顧客開拓に振り向けていく。例えば、松竹梅のようにサービスのレベルを分けた標準的なパッケージを用意し、それ以外は有償のオプションで対応するといったことが考えられる。このほうが顧客に対して分かりやすく、社内の受注プロセスも効率化を図れるのではないか。特にクラウドやセキュリティの分野では、このスタイルがフィットするとみている。

 組織の体系も見直し、顧客の窓口となる部隊、後方支援でパッケージを用意する部隊、実際に提供する部隊に整理する。技術やサービスの開発でも縦割りの発想がみられ、顧客の要望に迅速に応えられていないような面がある。自前主義にはこだわらず、すぐに実現できないのであれば外部のパートナーと組んで提供することも考えるべきである。マーケット重視の姿勢を改めて強調していきたい。