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営業利益の上振れも期待できそうだ。

 追い風が吹いているのは事実だが、そう単純ではない。光コラボは不透明な面があり、新規獲得が思ったほど伸びていない。卸先事業者の立場を考えれば、まずは自社のユーザーを囲みたいので転用が中心になる。我々としてはもっと新規獲得を狙ってもらいたいが、販売代理店と違って様々なことを要望できない。

 今後は光コラボで新規獲得を大きく伸ばすことが命題となる。純増数は7月末時点で19万件程度と年間計画(20万件)を早くも突破しそうな勢いだが、フレッツ光はまもなく減少に転じていく。当初は注文を受けてもスムーズに処理できず混乱が見られたが、一つひとつ改善してきた。とにかくサポートに全力を尽くすことで新規獲得を伸ばしていきたい。

 卸先事業者には、西日本地域への攻勢をためらいがちな面もみられる。電力系通信事業者との激しい料金競争が待ち構えているからだ。なんとか経営資源を投入してもらえるように働きかけていく。

NTT東西で卸料金に差を設けないのか。

 それは絶対にない。西日本地域だけを安くすれば、競合他社から激しい反発を受けることになる。そもそもアライアンス事業で地域ごとに差を設けるのはおかしく、提携先も地域ごとに売り方を変えることはあり得ない。光コラボを円滑にスタートして成功させるには、提供条件に差を設けるのはよくないと考えている。

以前からアライアンス営業に力を入れてきたが、手応えはどうか。

 アライアンスの件数が積み上がって売上高は数十億円規模に拡大したが、「桁が1つ違う。数百億円を目指せ」と号令をかけている。光コラボも足元では携帯電話事業者をはじめとしたキャリア系に頼ることになるが、我々が頑張って伸ばせるのはアライアンスの部分。中長期的には様々な異業種のパートナーと組んで新規獲得を積み上げていくのが本筋だと思う。

 最近では毎日放送と共同で「梅田お化け屋敷2015 呪い指輪の家」を始めた。取得したバイタルデータをクラウド経由で瞬時に解析し、スマートフォンにビビリ度を表示する。診断には愛知県立大学の解析アルゴリズムを用いており、恐怖や緊張、不安だけでなく、感動や興奮、喜びといった心の状態を把握できる。今回のお化け屋敷に限らず、医療や介護など様々な分野に応用できるとみている。