■運用管理の負荷軽減を狙い、庁内ネットワークをSDNを使った仕組みに刷新
■移行作業はわずか2日で完了。全庁システムの仮想化基盤への移行にも役立てる

東京23区の中でも、交通の便のよさや子育て環境の充実などで人気の品川区。そんな品川区は2015年1月から区役所庁内のネットワークを刷新し、新たにSDNをベースにしたシステムを稼働させた。
従来のネットワークは、コマンドラインベースの設定変更が必要であり、運用管理負荷の増大が課題となっていた。新ネットワークでは、SDN化によって、GUIによって一元管理できる体制へと移行。今後予定する全庁システムの仮想化共通基盤への移行に向けた、ベースとなるネットワークを構築できた(図1)。