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 人やモノの関係を分析する手法のこと。検索やレコメンデーションといったネットサービスで導入が先行しているが、グラフ分析ソフトの登場などで一般企業への普及が今後進むことが期待される。


 「グラフ」というと何を思い浮かべますか。おそらく棒グラフや円グラフを想像するでしょう。しかしここで紹介するグラフは別物。どんな人やモノがあって、それらのうちどれとどれが関係しているかを、点や線で表現したものを指します。

 グラフ分析とは、このようなグラフによる見える化を通して、それまではっきりしなかった関係性を見つけたり、関係の強さを調べたりする分析手法を指します。

動向:ネット検索での適用が先行

 数学の研究対象にもなっているこのグラフ分析。活用が進むのはインターネットの検索エンジンです。

 有名なのが、検索エンジンの必須技術にもなっている、米グーグルが開発した技術「ページランク」です。検索したウェブページが結果として表示するのにふさわしいかどうかを判断するこの技術で、ウェブページ同士の関連性や重要度を判断するのにグラフ分析が活用されています。

 最近では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上の利用者同士、さらには利用者がアップロードしたレストランや名所の写真といったモノの関係を明らかにするのに、グラフ分析が使われています。

 米フェイスブックは2013年1月、「グラフ検索」というサービスを始めました。まだ英語の試用版ですが、「友達がいいね! ボタンを押したレストランの写真」といった検索フレーズを入力すると、グラフ分析を基に関連する写真の一覧をビジュアルに示します。検索する利用者ごとに結果が異なり「この友達がおしゃれな店を知っているのは意外だ」といった驚きも与えられるので、注目を集めています。