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 2020年の1年間に生成されるデジタルデータの量。2013年と比べて、10倍のデータが生成される見込みです。米EMCと米IDCが実施した「The Digital Universe of Opportunities」という調査で明らかになりました。

 2013年に生成されたデジタルデータの量は、4兆4000億ギガバイト(GB)でした。容量128GBのiPad Airにデータを保存し、1つひとつ積み上げていったと仮定すると、その高さは25万キロメートルを超えます。これは地球から月までの距離の約3分の2に匹敵します。

 特にデータ量が著しく増えるのが、中国やインドといった新興国です。現在、デジタルデータの60%が米国や日本といった先進国で生成されていますが、2020年は新興国が過半数を占めるとみられています。

 調査では、世の中のあらゆる機器がネットにつながる「IoT(モノのインターネット)」が、デジタルデータの増加で中心的な役割を果たすと分析しています。現在、ネットとつながった機器の数は140億個。これが2020年には、2倍超の320億個まで増えそうです。

 課題は、企業がこうしたビッグデータから、意思決定に役立つ知見やノウハウをいかに引き出せるかにあります。生成されたデジタルデータのうち、実際に分析されたものは全体の5%に過ぎません。残るは手つかずのままという状況です。米EMCと米IDCはビッグデータの活用などで、「数兆ドル規模のビジネスチャンスが生まれる」と結論付けています。