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 セルに設置した組み立て用装置は、センターに設置されたコンピュータとネットワークでつながっています。これによって、組み立て用装置が実装するセンサーから現実世界の情報を収集し、ネットワークを通じてセンターのコンピュータに送られて作業工程のダイナミックな制御を実現しています。

 例えば、あるセルで部品不足が発生すると、コンピュータは別のセルを使って生産を継続できるように作業工程を選択します。このシステム構成が、インダストリー4.0に革命をもたらすサイバーフィジカルシステムです。

動向:先進国の産業競争力を強化

 インダストリー4.0という言葉を最初に使ったのはドイツです。同国が2011年11月に発表した高度技術戦略「High-Tech Strategy 2020 Action Plan」で掲げた施策の1つでした。インダストリー4.0の実現には、異なるベンダーの組み立て装置やソフトウエア間での連携の仕組みが欠かせません。ドイツはこの仕組みをいち早く標準化することで、自国の製造業の競争力を高めることを狙っています。