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 Webページの記述に使う開発言語の新版。パソコンの画面上でグラフやチャートを、専用ソフトなしに表示できるようにするなど、動きのあるWebページを簡単に開発できるのが特徴だ。


 HTML(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)は、Webページを開発する言語で、Web技術の世界的な標準化団体であるW3C(World Wide Web Consortium)が定めています。

動向:2014年に最終仕様公開

 現在広く使われているHTMLのバージョンは4.1。1999年に定められたこともあり、この仕様だけでは、レイアウトの指定、文章・画像の表示といった基本的なことしかできません。「画面を切り替えることなく地図をスクロールして見られるようにする」「複数のバナー広告を自動的に切り替えて表示する」といった、最近よく見かける、動きのあるWebページは、HTML4.1だけでは作れません。IT企業が提供する専用ソフトを導入したり、開発者が独自にプログラミングしたりする必要があります。

 最新版のHTML5を活用すれば、専用ソフトを導入せずに、動きのあるページを効率よく開発できます。2014年に最終的な標準仕様が公開される予定ですが、「2012年12月に事実上の仕様策定は完了し、新しいWebブラウザなどに組み込んだりシステム開発に適用したりする動きが本格化している」と、Web関連技術の動向に詳しい新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)の横山甲システム研究開発センター主務研究員は話します。

事例:分析とモバイルに威力

 HTML5で追加される機能で特に注目を集めているものは2つです。1つが、グラフやチャートを画面上に表示させる描画機能。もう1つが、Webブラウザ側にデータを一時的に保存し、通信が途切れても継続操作できるモバイル機能です。いずれも業務システムでの適用が始まっています。