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 新製品や企業のニュースを見て、価格や発売時期を知り、販売サイトで商品の最適な買い時を選ぶこと。米アマゾン・ドット・コムの創業者がワシントン・ポストを買収し、現実味を帯びている。


 仮にあなたが株式投資家だとしたら、企業の業績や買収などのニュースを見ながら、一番いいタイミングでの売買を狙うでしょう。

 それと同じようにニュースサイトと、ネットショッピングが連動しそうです。きっかけは、今年8月に、米アマゾン・ドット・コムの創業者であるジェフ・べゾス会長兼CEO(最高経営責任者)が、米名門新聞社のワシントン・ポストを買収したこと。「新聞記事をアマゾンの情報端末Kindle(キンドル)に提供するのでは」などとの憶測を呼んでいますが、焦点は「買い時を逃さないこと」になるでしょう。

経緯:米国でサービスが続々

 例えば、米アップルがiPhoneの新製品を発表したら、既存商品の価格は下落するのが通例です。そのニュースを購買予定者に知らせたら、品切れ前に底値で買うことができます。アマゾン風にいえば「この記事を読んだ方には、この商品が今、お薦めです」となるでしょう。

 ニュースとショッピングを関連付ける動きは、米国で一気に高まっています。10月には米ネットオークション大手、イーベイの創設者であるピエール・オミダイア氏が、データジャーナリズムに力を入れる英新聞社ガーディアンのグレン・グリーンウォルド氏を引き抜き、新たなニュースメディアを立ち上げる計画が明らかになりました。

 また米大手出版社のコンデナストは、米マスターカード、米ピーポッドと組んで、自社の雑誌サイトの記事や広告に登場する商品写真をクリックすれば、そのまま購入できるサービスを打ち出す計画です。メディアと商品販売サイトの垣根は一気に低くなりそうです。