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 米ゼネラル・エレクトリック(GE)が提唱する製品・サービス開発の方法論。必要最低限の機能を備えた製品・サービスを市場に素早く投入し、顧客のフィードバックを受けて改良を繰り返して完成度を高めていくものです。

 日本GEは2014年1月、国内でファストワークスを実践するために、「GEセンター・フォー・グローバル・イノベーション」を都内の本社内に開設しました。最新のテレビ会議システムやタッチパネル式の大型ディスプレーを備えた会議室を複数用意。世界中の顧客や従業員がリアルタイムに情報を共有しながら、イノベーションを生み出せる環境を整備しました。

 大塚孝之GEグローバル・イノベーションセンター長は、「ファストワークスを実践することで、製品・サービスを市場に投入するまでのリードタイムを大幅に短縮でき、顧客の満足度は高まる」と話します。GEはファストワークスを社内に広く展開するため、IT(情報技術)ツールやマニュアル、プロジェクトマネジメント手法、教育・研修体系などの整備に着手しています。

 GEがファストワークスを提唱し始めたのは2012年ごろです。米フェイスブックや米ツイッターなど米西海岸のITベンチャーの間で広がった「リーンスタートアップ」と呼ばれる製品・サービス開発の方法論を参考にしています。GEはこうしたネットサービスの考え方を、航空機エンジンやガスタービン、MRI(磁気共鳴画像装置)などの開発に取り入れています。