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 商品の購買機能を備えたSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のことです。利用者は同じ趣味・嗜好を持つ友人と情報交換ができるだけでなく、気に入った商品をすぐに購入できます。

 ソーシャルコマースは、SNSとEC(電子商取引)サイトを融合したサービスといえます。具体的には、気に入った商品の画像を投稿したり、他の利用者が投稿した画像にコメントしたりできます。こうした機能はフェイスブックやツイッターといった既存のSNSも備えています。

 既存のSNSとの違いは、友人や有名人が投稿した商品画像を見て「欲しい」と思えば、すぐに購入手続きを進められることです。商品の詳細情報をインターネットで改めて検索したり、該当する商品を取り扱うECサイトで購買手続きを進めたりする手間を省けます。

 ソーシャルコマースは米国で先行しています。代表例はFANCY(ファンシー)です。既に利用者は1200万人を超えたとみられ、1日当たり約7000万円を売り上げています。2013年10月には、伊勢丹がファンシーを通じて雑貨などの販売を始めました。ファンシーの日本オフィスで実務を統括する吉永力氏は「伊勢丹のような事例を増やし、日本での利用者を着実に増やしていく」と話します。

 3億人以上の利用者を持つ無料通話・チャットアプリのLINE(東京・渋谷)も2014年春にソーシャルコマースに本格的に参入する予定で、国内の競争環境は激化しています。