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 総務省が2017年8月15日に公開した同年5月時点での国内の総トラフィック(データ通信量)推測値は前年同期から39%増えて毎秒9.6テラビットでした。トラフィックが増えた分だけ運用されているサーバーの数や処理量も増えていると言えます。運用担当者の作業負荷も増えることになります。攻めのITに取り組むために内製開発を始める企業が増えていますが、長期的な視点で考えると指数関数的に増える運用作業の負荷は無視できません。運用作業がほとんど不要なPaaSに注目が集まるのも納得です。(広田)


 歴史を振り返ると勢力図が塗り替えられるときには大きな合戦が起こりました。次の時代の覇権を握ろうと猛者たちがしのぎを削り合い、地位や出身などは関係なく実力のある雄が勝ち残りました。クラウドとエッジを巡る戦国時代でも参戦する企業はさまざま。ITを本業とする企業もそうではない企業も入り乱れています。代表例がトヨタ自動車や建設機械大手のコマツ、工作機械大手のファナックです。これらの企業が業種業界の知見を生かしつつITの力を取り込み、IoTの世界でも覇権を握る日はそう遠くないかもしれません。そのときIT企業はどうなるのか気になります。(岡田)


 土木業界では「地図に残る仕事」というキャッチコピーが知られています。ITの世界で相当する表現にはどんな言葉がふさわしいでしょうか。外山勝彦・名古屋大学教授は法学の教授陣と協力して、国の法令文書をIT化する「法制執務業務支援システム(e-LAWS)」の開発を主導しました。「最先端の技術ではなくてもツールやアプリを作ると喜んでくれて、エンジニアとして世界観が変わった」と語ります。データ基盤を構築してITを活用できるようにするのは足跡を残す重要な仕事の1つだと思います。(大豆生田)


 楽天カードの基幹系システム刷新の取材のため、システム開発拠点がある福岡県福岡市に伺いました。せっかくの機会と「ついで取材」ができるITベンチャーを調べたところすぐに数社が見つかり、福岡市がスタートアップで注目を集めていることを改めて実感しました。たまたま通りかかった市の中心部では、廃校になった学校校舎を改装したスタートアップ向けシェアオフィスも発見。これらの福岡市による支援事業で、起業につながったケースは100社を超えたそうです。(玄)

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