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 経費精算の業務改革により、大きな成果を上げたLIXIL。経費精算のクラウドサービスを一斉導入すると同時に、経費申請の承認を簡素化するなど業務プロセスの改善を進めました。プロジェクトを主導した小和瀬浩之理事は、「システムの導入時は、仕事を見直す絶好のチャンス。IT化と同時に業務改革を実行すべきだ」と話します。業務改革を成功させるには、現場の要求をそのままシステムで実現しようとしてはダメ。現場の要求を超えるソリューションを、ITで提案することこそが情報システム部門の役割との言葉が印象的でした。(八木)


 人工知能(AI)など最新ITを実装して、人材適性を見極めるサービスやシステムが相次いで登場しています。「大量のデータを処理できる機械学習技術の用途を探していたところ、人材のマッチングや採用などに適していると分かった」。NECの中村暢達クラウドプラットフォーム事業部シニアエキスパートはこう話します。大手企業の採用担当者であれば、大量の応募書類に全て目を通すのに時間がかかります。もちろん意思決定するのは人間の担当者ですが、AIなどの力を借りて、新たな判断基準を導入すれば効果を得られそうです。(岡田)


 レコチョクの「着うたフル」が人気を集めた頃のシステム開発ストーリーを、何年も前に執筆したことがあります。「システム設計に当たって将来のダウンロード曲数を予測しても、常に実績がそれを上回っていく」と書いたのですが、最近の音楽配信サービスで生じるデータ量は、当時の比ではありません。そもそも需要予測が無意味な時代に、あるべきシステムや必要なスキルは何なのか。今回のケーススタディの取材で改めて考えさせられました。(高槻)


 モノタロウへの取材で興味深かったのは、「ツールを使う恩恵は、エンジニアが安心して作業できること」という話です。例えばシステム構築の自動化ツールは、作業時間の短縮ではなく、マウスで簡単に操作できることがメリットとのこと。手順書を見ながらコマンドを実行するのとマウス操作とで、作業量に大きな差はありません。それでも後者のほうが効率よく働けるのは、不安感が作業を妨げているからです。システム開発にかかる時間は、要件の複雑さやコードの行数だけでは測れないのでしょう。(広田)