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 ソフトバンクは2014年7月15日、都内で法人顧客向けイベント「SoftBank World 2014」を開催し、初日の基調講演には同社代表取締役社長の孫正義氏が登壇した(写真1)。孫氏は日本の競争力低下を指摘し、その対策としてスマートフォンやタブレット、クラウドの全社導入による生産性の改善と、汎用生産ロボットの導入による労働人口の補完を提唱。競争力復活のための「方程式」を示した。

写真1●ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏
写真1●ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏
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CPU、メモリー、モバイル通信による情報ビッグバンが加速

 孫氏は日本経済の現状について、「この20年間の停滞により、沈みゆく国になってしまった。アベノミクスにより復活の兆しはあるが、GDPは世界2位から3位に転落、インドなどに抜かれる恐れもあり、低迷している」と概観する。その上で労働人口も減少し、少子高齢化が進んでいる点を指摘する。これに対して孫氏は「生産性×労働人口=競争力」という方程式を示し、生産性と労働人口の両方を向上・増加させることで競争力の復活が可能と主張した(写真2)。

写真2●基調講演の主題となった、競争力復活の方程式
写真2●基調講演の主題となった、競争力復活の方程式
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 生産性向上については、「情報ビッグバン」をキーワードに挙げる。集積回路のトランジスター数は2018年には300億個を超え、人間の脳にあるニューロンの数を上回るとみられている。さらにメモリーの大容量化、モバイル通信の高速化により情報ビッグバンが訪れると孫氏は予測する。