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 アイティフォーは2014年7月16日、仮想化環境で誤って消してしまったデータを復旧するサービス「仮想化ハードディスク向けリモートデータ復旧」の関連情報として、仮想化環境で発生するデータ復旧事例の実態を発表した。同社が扱う事例で最も多い障害はスナップショットファイルの誤消去で、全体の42%を占めるという。

 同社は2013年5月23日から、VMwareやXenなどのサーバー仮想化環境のストレージを対象としたデータ復旧サービスを提供している。データを誤って消去してしまうといった論理障害からデータを守るサービスである。サービスを提供する背景には、仮想化環境は仮想化を使っていない環境よりもデータの復旧が難しいという状況がある。

 同社が扱うデータ復旧事例で最も多い障害は、スナップショットファイルの誤消去であるという(全体の42%を占める)。VMwareには前回のバックアップとの差分を取得するスナップショット機能があるが、ディスク容量を減らすために古いスナップショットを消去する際に、間違って必要なスナップショットを誤消去してしまうことが多いという。

 このほかには、仮想サーバーのファイル格納場所を記録している「MAP情報」を誤消去する(17%)、仮想ハードディスクで構築したRAIDの障害において、再構築を行う際にハードディスクを入れ間違えて重要ファイルを誤消去する(11%)、仮想ハードディスクをうっかり初期化する(9%)などがある

需要拡大に合わせて販売体制を強化

 今回、データ復旧事例の実態を報告するとともに、データ復旧サービスの販売活動を強化した。従来はホームページとダイレクトメールでサービスを紹介して電話を待つだけだったが、新たに営業担当を兼ねた保守部員40人が同サービスの営業に当たる。販売目標は、仮想化環境以外のデータ復旧も合わせて今後1年間で170件1億円。

 仮想化ハードディスク向けリモートデータ復旧の価格(税別)は以下の通り。容量1Tバイトの場合、調査費用が30万円、データ復旧作業費は635万円(下限)から1049万円(上限)。データ復旧の手段は、ユーザーサイトへのリモートアクセスか、またはハードディスクの提出による。

 なお、データ復旧に使う技術は、ワイ・イー・データが取り扱う米Kroll Ontrackのもの(関連記事:「ディスクのデータ復旧は100億円市場」---YE DATAが初期費値下げで需要掘り起こす)。アイティフォーはワイ・イー・データの販売代理店の一社としてサービスを提供し、実際のデータ復旧作業はワイ・イー・データが実施する。