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図●国土交通省が発表した航空機内における電子機器使用制限緩和の概要(区分一の航空機=比較的大型の機体の場合)
図●国土交通省が発表した航空機内における電子機器使用制限緩和の概要(区分一の航空機=比較的大型の機体の場合)
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 国土交通省は2014年8月7日、航空法に基づく告示を見直し、航空機内における電子機器の使用制限を緩和すると発表した。制限緩和は9月1日から。携帯電話・スマートフォンや携帯ゲーム機など、電波を発する電子機器を使用できる時間帯を拡大する。

 主な見直しのポイントは2つある。第1に、携帯電話・スマートフォンや無線LAN(Wi-Fi)機器、Bluetoothヘッドホンなど「電波を発する電子機器」の使用制限を緩和する。緩和の内容は機体の電波に対する耐性によって異なる。

 米ボーイング製B777型、欧州エアバス製A320型など比較的大型の機体では、Bluetoothヘッドホンや、機内の電子機器同士で通信するゲーム機などの使用制限をなくす。機体外部と通信する「通常モード」の携帯電話・スマートフォンなどは、離着陸時や上空での使用は従来通り禁止する一方で、着陸後滑走路を離脱して誘導路に入った時から使用可能にする()。

 カナダ・ボンバルディア製DHC-8型や、ボーイング製B767型の一部など、比較的小型で電波に対する耐性が低い機体については、着陸後滑走路を離脱して誘導路に入った時の使用のみを解禁する。

 従来は、日本航空(JAL)やスカイマークなどが提供する機内Wi-Fiサービス(関連記事:「富士山上空なう」を実現! 胴体にアンテナ埋め込む大工事スカイマークが航空機内で無料Wi-Fi開始、年内に3機体制へ)の利用を除いて、離陸から着陸までの間電波を発する電子機器の使用を全面禁止していた。

 第2に、「機内モード」に設定した携帯電話・スマートフォンやデジタルカメラ、携帯ゲーム機など「電波を発しない電子機器」の使用制限を緩和する。一部のヘリコプターなどを除く大型・小型の航空機では、離陸から着陸までの間常時使用できるようになる。従来は離陸・着陸時の使用を禁止し、上空飛行時のみ使用を認めていた。

国土交通省の発表資料