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 米Hewlett-Packard(HP)が現地時間2014年8月20日に発表した2014会計年度第3四半期(2014年5~7月)の決算は、パソコン部門が好調で、売上高が増加に転じた。同社は11四半期連続で売上高が前年を下回っていた。

 第3四半期の総売上高は275億8500万ドルで、前年同期と比べ1%増加した。米会計原則(GAAP)ベースの純利益は9億8500ドルで同29%減少した。希薄化後1株当たり利益は同27%減の0.52ドルとなり、従来予測である0.59~0.63ドルを下回った。

 リストラ関連費用6億4900万ドルの影響などを除いた非GAAPベースの場合、純利益は前年同期比1%増の16億9800万ドルとなる。希薄化後1株当たり利益は同3%増の0.89ドルで、従来予測の0.86~0.90ドルの範囲だった。

 米メディアの報道(Wall Street JournalForbes)によると、売上高はアナリスト予測(270億1000万ドル)を上回り、非GAAPベースの1株当たり利益はアナリスト予測と一致した。

 事業別の売上高を見ると、パソコンやプリンターなどのPrinting and Personal Systems Group事業が142億3900万ドルで、前年同期比5%増加した。このうちパソコン部門が86億4900万ドルで同12%増収し、企業向けが同14%増、消費者向けが同8%増といずれも好調だった。一方プリンター部門は55億9000万ドルで同4%減少した。

 サーバーや技術サービス、ストレージ、ネットワーキングなどを手がけるEnterprise Group事業の売上高は68億9400万ドルで、前年同期から2%増加。業界標準サーバー(Industry Standard Servers)は同9%増加し、ネットワーク関連が同4%増加したが、ストレージが同4%減、ビジネスクリティカルシステムが同18%減、技術サービスが同3%減と振るわなかった。

 アプリケーションやビジネスサービスなどのEnterprise Services事業の売上高は55億9000万ドルで同6%減少、Software事業は9億5900万ドルで同5%減、Financial Services事業は8億5500万ドルで同3%減だった。

 製品出荷台数は、デスクトップパソコンが前年同期比9%増、ノートパソコンが同18%増で、パソコン全体は同13%拡大した。一方プリンターは同5%縮小し、企業向けが同2%減、消費者向けが同6%減だった。

 また、同社は今後の見通しについても明らかにした。2014会計年度第4四半期(2014年8~10月)の希薄化後1株当たり利益は、GAAPベースで0.83~0.87ドルの範囲、非GAAPベースで1.03~1.07ドルの範囲と予測。2014会計年度通期(2013年11月~2014年10月)の希薄化後1株当たり利益は、GAAPベースで2.75~2.79ドルの範囲、非GAAPベースで3.70~3.74ドルの範囲を見込んでいる。

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