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 米IDCが現地時間2014年8月28日に公表した世界のスマートフォン市場に関する調査によると、2014年の出荷台数は前年比23.8増の12億5230万台となり、引き続き堅調に推移するという。スマートフォンの年間出荷台数は昨年初めて10億台の大台を突破するなど、ここ数年急成長を続けてきたが、今年は成熟国市場の成長が著しく鈍化する。

 同社が予測する2014年における成熟国市場の出荷台数は、前年同期比4.9%増の3億3150万台。これに対し新興国市場は同32.4%増の9億2080万台で、世界市場全体に占める新興国の比率は73.5%に達するとIDCは見ている。

 なおIDCは世界のスマートフォン市場を、成熟国市場(米国、西欧、日本、カナダなど)と、新興国市場(日本を除くアジア太平洋地域、中南米、中・東欧、中東、アフリカなど)に分けて調査している。

 これによると、新興国市場の比率は2011年に5割を超えたが、それ以降も伸び続けている。今後もこの傾向は続き、2018年には79.5%に達すると同社は予測している。ただし成熟国市場の平均販売価格が400ドル以上なのに対し、新興国市場は250ドル以下。IDCリサーチマネージャのRamon Llamas氏は「メーカーにとって成功の鍵は、高い利益率が見込める成熟国でのプレゼンス維持と、急成長する新興国における持続可能なプレゼンスの確立だ」と指摘している。

 このほかIDCが注目してるいのは、画面サイズが5.5~7インチの、ファブレットと呼ばれる大型スマートフォン。同社の推計によると、2014年におけるファブレットの全出荷台数に占める比率は14.0%。これが2018年には32.2%になると予測している。

 米Appleは9月9日にイベントを開催し、従来より大きい4.7インチと5.5インチの2モデルを発表すると見られている。Appleのファブレット市場への参入、より大きなiPhoneに対する累積需要が、成熟国市場で買い替えを後押しするだろうとIDCは予測している(関連記事:Apple、9月9日イベントの招待状を送付、iPhone 6とiWatch発表か)。

[IDCの発表資料]