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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2014年9月8日、運用監視をセットで提供するマネージド型の仮想プライベートクラウド「HP Helion Managed Virtual Private Cloud」(VPC)のメニューを拡充し、短期利用などに向けてサーバースペックの拡張性や可用性(サーバー稼働率)のSLAを簡素化した低価格版メニュー「同Lean」(VPC Lean)を発表した。両メニューとも最小構成は同一で、最小構成時の仮想サーバー1台当たりの価格は、VPCの月額2万5900円からVPC Leanの月額1万500円に下がっている。

 HP Helion Managed VPCと同VPC Leanは、ユーザー企業のプライベートクラウドをIaaS(仮想サーバー環境)の上で運営して提供する、仮想プライベートクラウドサービスである。パブリッククラウドとは異なり、VPNなどの専用ネットワークを介してアクセスし、プライベートクラウドと同様に利用できる。アプリケーションの開発/テスト用途に一時的に利用する使い方もできる。特徴の一つは、運用監視サービスを提供するマネージド型のサービスであること。システムが安定稼働しているかどうかなどを、ユーザーが自ら監視する必要はない。

 今回、既存のVPCよりも低価格に利用できるメニューとして、VPC Leanを追加した。仮想サーバーの最小構成時のスペックはVPCとVPC Leanで共通だが、VPCとVPC Leanでは、拡張可能なサーバースペックの上限とSLAの二つが異なる。これにより、アプリケーション開発時のテストなどのように、高い性能が不要なケースや、サーバーの信頼性が劣っても構わないケースにおいて、これまでのVPCよりも低価格に利用できるようになった。

 具体的には、VPC Leanのサーバースペックの上限は、CPUが8コア、メモリーが48Gバイト、サーバー仮想化ソフトはVMware、OSはWindows、などである。この最大構成時の仮想サーバー1台当たりの価格は月額5万6500円。これに対して既存のVPCでは、最大構成ではサーバー1台当たり数十万円といった規模になる。一方、可用性のSLAについては、VPC Leanが99%に限られるのに対して、VPCでは99%~99.999%までSLAを設定できる。