PR
写真1●「IBMクラウド・マーケットプレイス」のWebサイト
写真1●「IBMクラウド・マーケットプレイス」のWebサイト
[画像のクリックで拡大表示]

 日本IBMは2014年9月10日、「IBMクラウド・マーケットプレイス」を開始したと発表した(写真1)。同社が提供するIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)やPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)の探索から購入までをWeb上で完結できる。企業にとっては、迅速にクラウドサービスを調達できるメリットがある。

写真2●日本IBMの小池裕幸執行役員
写真2●日本IBMの小池裕幸執行役員
[画像のクリックで拡大表示]

 会見の席で小池裕幸執行役員は、「標準的な部品の組み合わせと組み立てによって、ビジネスに役立つサービスを作り出す。そのような社会をいち早く実現する」と強調した(写真2)。IBMクラウド・マーケットプレイスでは、IaaSの「SoftLayer」やPaaSである「Bluemix」、SaaSの「Mobile Web Push」など、同社およびパートナー企業が提供する127のクラウドサービスをそろえた。財務部門や人事、マーケティングといった部門単位、アナリティクスやビジネスプロセス、IT運用といった利用目的などに合わせて、クラウドサービスを探すことが出来る。日本独自に、“ゲーム業界”という枠組みも設けた。

 ユーザーは、使いたいクラウドサービスを選択すると、EC(電子商取引)で本を買うように、「カートに入れて購入できる」(小池執行役員)。例えば、Bluemixのnode.jsサービスを購入すると、「アプリケーションの実行環境が30~40秒で立ち上がる」(小池執行役員)。米国では2014年4月にマーケットプレイスをオープンしており、好調だという。

 会見では、既存クラウドサービスのアップデートにも言及した。現在、61のサービスを提供しているBluemixは、日本円によるクレジット決済に対応させた。従来は契約書の締結が必要で、利用までに時間がかかっていた。

 さらにIBMが多く手掛けてきた、予知保全などの「Predictive Asset Optimization(PAO)」、顧客分析の「next best action(nba)」、不正対策である「Fraud and Abuse Management System(FAMS)」の三つのアナリティクス関連システムをソリューション化。「クラウド・ビジネス・ソリューションズ」として、システムを構築する際に必要となるIaaSのコンポーネントやソフトウエア製品を一つの契約で提供できるようにした。初期費用と月額課金、従量課金といった柔軟な料金体系を選べる。適用対象とするソリューションは順次、拡大していく方針だ。