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 2014年9月13日に東京・代官山で一般公開が始まった音楽、インターネット、スタートアップ(新興企業)の業界横断イベント「ザ・ビッグ・パレード」では14日、ユニバーサルミュージックグループ、グローバルデジタルビジネスの技術統括、サイモン・ワット氏が登壇した(写真)。物理的なCDからダウンロード形式、さらにストリーミング形式や定額制で聞き放題となるサブスクリプション形式への移行が進む各国の状況を説明し、多様性を認めながら日本市場における独自のサービスが生まれる期待感を口にした。

写真●ユニバーサルミュージックグループ、グローバルデジタルビジネス、技術統括のサイモン・ワット氏
写真●ユニバーサルミュージックグループ、グローバルデジタルビジネス、技術統括のサイモン・ワット氏
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 ワット氏はまず、世界最大の音楽市場を持つ米国と2番目の市場を持つ日本を比較した。米国では既にCDやDVDなどの物理的な音楽商品は全体の市場シェアの31%まで下がり、残りはすべてデジタル市場が席巻しているのに対し、日本では圧倒的に物理的な音楽商品がいまだに強い市場だと指摘した。また、デジタル市場を見ても、米国ではストリーミング配信や定額制配信といった第二の移行期を迎えているが、日本ではダウンロード形式が依然として強く、しかもモバイル端末をベースに発展している点で特徴があるという。

 ワット氏はその他の国の状況についても触れた。英国やドイツ、フランスでは物理的な音楽商品がまだ強いという点で共通しているものの、英国は海外市場に音楽を輸出している一方、フランスでは日本と同様、自国に力強い市場があるという。