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 スマートフォン(スマホ)の普及などを追い風に、インターネットを通じて手軽に映像の生中継をできるサービスが人気を集めている。東京・代官山で開催中の音楽、ネット、スタートアップ(新興企業)の業界横断イベント「ザ・ビッグ・パレード」(同実行委員会主催)では運営会社4社の責任者らが一堂に会し、「次の一手」を語り合った。

 「ニコニコ動画」の運営に携わるニワンゴ(東京・中央)の杉本誠司社長、スマホで手軽に動画を中継できる「ツイキャス」を運営するモイ(同・千代田)の事業企画担当、丸吉宏和氏、サイバーエージェント子会社、アメスタ(同・渋谷)の谷口達彦社長、そしてディー・エヌ・エー(DeNA)の島田智行エンターテインメント事業本部長が顔をそろえた。

写真1●ニワンゴの杉本誠司社長はコミュニケーションサービスの普及でアーティストの意識が変化していると説明した
写真1●ニワンゴの杉本誠司社長はコミュニケーションサービスの普及でアーティストの意識が変化していると説明した
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写真2●モイの丸吉宏和氏は中学生~大学生の3分の1が「ツイキャス」に登録していると説明
写真2●モイの丸吉宏和氏は中学生~大学生の3分の1が「ツイキャス」に登録していると説明
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 日本発の動画コミュニケーションの先駆者的存在であるニコ動。杉本社長はまず、登録会員4000万人、利用者の平均利用時間が1日当たり110分に達しているなどと数字を交えて説明した。提供するコンテンツでは生中継が成長のけん引役となっており、次の課題として「ネットにいる人をライブ(会場)に連れ出す」ことを挙げた。

 2012年設立のモイが提供するツイキャスは「スマホで誰でも簡単に動画を配信できるサービス」(丸吉氏)。750万人が利用し、「中学生から大学生の3分の1超が登録している」という。気軽な日常のコミュニケーションに使われているほか、シングルマザーや若い母親が友人を見つけたり、中高年女性の化粧風景が意外な人気コンテンツと説明した。

写真3●アーティスト・芸能人専用の利点を訴えるアメスタの谷口達彦社長
写真3●アーティスト・芸能人専用の利点を訴えるアメスタの谷口達彦社長
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写真4●ディー・エヌ・エーの島田智行エンターテインメント事業本部長は利用者の拡大を狙う
写真4●ディー・エヌ・エーの島田智行エンターテインメント事業本部長は利用者の拡大を狙う
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 サービス利用者のうち100万人超が海外におり、米国に拠点を設けて本格的に市場開拓に乗り出す方針だ。レディー・ガガさんや人気アイドルグループ、ワン・ダイレクションのメンバーなどが使っている事例も紹介し、海外市場におけるさらなる成長に自信を示した。