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 米連邦取引委員会(FTC)は現地時間2014年9月17日、児童の個人情報収集問題で地域レビューサイトの米Yelpおよびモバイルゲーム開発の米TinyCoとそれぞれ和解することで合意したと発表した。民事制裁金としてYelpは45万ドル、TinyCoは30万ドルを支払う。

 FTCは、2社がアプリケーションを通じて子供の個人情報を不正に収集し、米児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)に違反したとして、それぞれ提訴していた。

 FTCによると、Yelpは2009年~2013年に、事前に親への通知と親からの承認獲得を行わずに、Yelpアプリケーションを通じて13歳未満の児童から個人情報を取得していた。ユーザー登録の際に誕生日を入力する項目があるが、数千件の登録でユーザーが13歳未満であることを示しているにもかかわらず、Yelpは氏名、電子メールアドレス、住所などを収集したという。また、YelpはWebサイトでは年齢制限機能を設けているが、モバイルアプリケーションでは同様の機能の設置を怠った。

 合意条件のもと、Yelpは登録時に13歳以下としたユーザーから集めた個人情報を削除する。ユーザーが当時13歳を超えていたことをYelpが証明できた場合はこの限りではない。

 Yelpは公式ブログで、13歳未満のユーザーが登録できたのはアプリケーションのバグによるものと説明。即座にバグを修正し、対象アカウントを閉鎖したことを明らかにした。同社によれば、該当期間に13歳未満でありながら実際に登録できたユーザーは全体のわずか0.02%程度だと述べている。

 一方TinyCoは、「Tiny Pets」「Tiny Zoo」「Tiny Monsters」「Tiny Village」「Mermaid Resort」といった13歳未満の児童向けにデザインされたモバイルゲームがCOPPA適用の対象として指摘された。一部のアプリケーションでは、ユーザーが電子メールアドレスなどの個人情報を渡す代わりにゲーム用通貨を受け取れるオプション機能を備えている。

 TinyCoは合意条件に従い、13歳未満のユーザーから集めた個人情報を削除する。

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