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写真●9月19日にバンコクで開催された「Fujitsu Asia Conference 2014 in Bangkok」
写真●9月19日にバンコクで開催された「Fujitsu Asia Conference 2014 in Bangkok」
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 富士通は2014年9月19日、顧客向けプライベートカンファレンス「Fujitsu Asia Conference 2014 in Bangkok」をバンコクで開催した(写真)。同イベントは、ASEAN諸国での市場拡大を目的としており、9月4日のシンガポール開催に続く、シリーズ第2回となる(関連記事)。

 2014年4月に富士通のAsiaリージョン長に就任した田中達也・執行役員常務と、肥塚雅博・執行役員副会長の登壇は前回に引き続くものだが、バンコク編の独自プログラムの1つが、ASEANにおけるビジネスリーダーの輩出を目指して設立された、タイ初の企業内大学Panyapiwat Institute of Managementの社長を務めるSompop Manarungsan氏によるゲスト講演だった。

 Manarungsan氏の講演は、タイ経済の現状分析と、ASEAN経済圏の将来展望で構成された。

 タイ経済の現状分析で興味深かったのが、全世界の人口や輸出量、石油消費量、GDPにおいて、タイが占める割合の比較。人口、輸出量、石油消費量がいずれも1%程度であるのに対して、GDPについては0.49%しかない。GDP比率だけが低いのは「異常」であるとし、「うまくやれば、もっと伸びる」とした。さらに、国内消費に対して輸出が大きく上回っているのが先進国とは逆の状態であること、GDPのR&D比率が日本の10分の1もないことなどを挙げて、タイ経済の革新の必要性を語った。

 ASEAN経済圏についてManarungsan氏は、「大陸諸国」対「島嶼国」という括りで捉えている。特に単独で多くの人口を抱えGDPも大きいインドネシアに対抗するには、「CLMV」と呼ばれるカンボジア、ラオス、マレーシア、ベトナムとの連携によってタイにも恩恵が得られるだろうとした。

 CLMV諸国については、今後、バイクや家電などの普及が見込まれており、都市化も急速に進む。諸国の発展において、タイがハブやゲートウエイの役割を果たすだろうと展望した。

 バンコク開催ということで、カンファレンスの冒頭には現地法人Fujitsu Systems Business(Thailand)社長の國丸昌之氏が登壇した。國丸氏は、サービス分野では、クラウドや既存資源の近代化に力を入れること、対象とする業界については、産業分野に加え、今後は治水、環境、教育、ヘルスなどの分野にも力を入れていくこと、地域的には、富士通(本社)が11月にミャンマー支店を開設し、インフラの構築などに本格的に取り組む姿勢を示した。

■変更履歴
当初、「地域的には、11月にミャンマー事務所を開設」とありましたが、一部追記し「地域的には、富士通(本社)が11月にミャンマー支店を開設」に変更しました。[2014/09/25 19:15]