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 ビジュアル設計ツールを使って画面レイアウトや画面遷移などを設計すると、画面の仕様書や、実際に動くJavaのソースコード(StrutsやHTML5を用いた画面)、ダミーデータを登録するためのExcelファイルなどが自動生成される(写真3)。これをデモ環境にデプロイすることで、開発した画面を実際に操作できるようになる。ユーザーへのレビュー時に、リアルタイムに要求を聞いてその場で画面を修正し、修正後の画面を操作させるといった使い方も可能である。

写真3●SystemDirector Enterpriseによる画面設計イメージ(出典:NEC)
写真3●SystemDirector Enterpriseによる画面設計イメージ(出典:NEC)
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 さらに、自動生成した画面のソースコードは、単なるプロトタイプではなく、そのまま実際のアプリケーションのソースコードとして流用できる。これにより、画面と帳票のソースコードの大部分を自動生成できることになる。NECが手がけたシステム開発案件の実績値によれば、業務の種類にもよるが、ソースコード全体のうち最大で65%のコードが自動生成されたコードになるという。

 NECが今回SDEを機能強化した狙いは、アジャイル型開発とウォーターフォール型開発を適材適所で組み合わせたハイブリッド型の開発プロセスを実現することである。業務ロジックの開発にはこれまで通り、品質の確保などに実績のあるウォーターフォール型の開発を適用する。一方で、仕様が揺れやすい画面要件の確定にアジャイル型の開発プロセスを適用することによって、開発工程の早い段階で仕様を確定させる。