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写真1●Visual WAOのメイン画面
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図1●Visual WAOの動作イメージ
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写真2●Visual WAOを使ったサンプルアプリケーション
写真2●Visual WAOを使ったサンプルアプリケーション
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 チェプロは2014年9月29日、開発ツールの新製品「Visual WAO(ビジュアルワオ)」を発表した(写真1)。クライアント/サーバー型のシステムにおいて、Windowsのユーザーインタフェース部品である「フォーム」を利用しているクライアントアプリケーションを、httpを用いたインターネット経由の通信でも動作するように作り替える。httpを使用しながらもクライアント/サーバー間でデータを自動で同期しつつ動作するため、LAN内で使用しているような高い応答性が得られるという。

 Visual WAOは、LAN内でのみ運用していたクライアント/サーバー型のシステムを、クラウド環境に移し替えたり、インターネット経由で操作できるようにしたりする移行の際に、開発効率を高めるためのツール。Visual BasicやC#で作り込んだクライアントアプリケーションを、見ためはそのままにインターネット環境でも利用できるように作り替えられる。クライアントアプリケーションをJavaなどを使ってWebアプリケーションとして作り直すのに比べて、期間やコストを大幅に削減できるとする。

 Visual WAOを使った開発ではまず、Visual StudioでWindowsのフォームを利用してクライアントアプリケーションを開発する。このときVisual WAOに固有の関数をいくつか定義する。次にVisual WAOの開発ツールで、「Visual WAO DLL」を自動生成する。Visual Studio上でコンパイルとデバッグをしたあと、実行環境のクライアント側とサーバー側それぞれへ完成したアプリケーションのモジュールを配置する(図1)。

 Visual WAOを通じて作成すると、クライアント側のアプリケーションは、操作や表示をするだけのフォーム部品の集合体になる(写真2)。データベースサーバーとのやり取りや何らかの処理はアプリケーションサーバー側で動作させる。クライアントとサーバー間の通信を工夫してデータベースの項目単位で同期を取ることで、Webアプリケーションのようにクライアント側から更新のリクエストを送らなくても、常に最新のデータを表示し、操作できるようにした。

 開発用のライセンスは無料。開発したアプリケーションを実行するライセンスは、クライアント側とサーバー側がそれぞれ有料。同時アクセス数が10までのクライアントライセンスは16万円(税別、以下同じ)。20までは30万円、50までは50万円。物理サーバーで動かすライセンスは1CPUのシステムが100万円、2CPUだと180万円。仮想サーバーライセンスは仮想サーバー2個までが25万円、4個までが50万円。クラウド環境で動かすときのライセンスもあり、CPU1コア当たり月額料金が1万円。8コアだと月額8万円になる。

 動作環境はWindows Vista Business/Ultimate、Windows 7 Professional/Ultimate、Windows 8/8.1、Windows Server 2003/2008/2012など。データベースはMicrosoft SQL Server 2005/2008/2012/2014やOracle 10g/11g/12cなどに対応する。

 Visual WAOの核となる通信モジュールは、チェプロが2008年に発売した建設業向けERP「建設WAO」が実装していたもの。その後、顧客からの要望に応える形で通信モジュール部分を「WAOtech」として販売しており、既に4000ライセンス、1万ユーザーの実績があるという。今回、改めて新製品としてリリースした。