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写真●シュナイダーエレクトリックの「InRow RC Chilled Water 300mm」
写真●シュナイダーエレクトリックの「InRow RC Chilled Water 300mm」
右側が空調機の「InRow RC Chilled Water 300mm」。左側はサーバーラック
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 シュナイダーエレクトリックは2014年9月30日、水冷式のデータセンター(DC)向け空調機の新製品「InRow RC Chilled Water 300mm」を発表した(写真)。ラックとラックの間に設置する空調機で、ラック背面(ホットアイル)に溜まった熱を吸い込んで冷まし、サーバー前面(コールドアイル)に冷風を吹き出す。2014年10月末に出荷を開始する。

 「InRow RC Chilled Water 300mm」は、サーバーを高密度に積み込んだラックを局所的に冷却するための「局所空調機」であり、冷却能力の異なる二つのモデルがある。冷却能力が大きい「ACRC301H(High Temp)」は、消費電力の合計が最大60キロワットのサーバー群を冷却可能で、空冷機器自身の消費電力は最大1.9キロワット。冷却能力が小さい「ACRC301S(Standard Temp)」は、消費電力の合計が最大40キロワットのサーバー群を冷却可能で、空調機自身の消費電力は最大1.0キロワット。いずれもオープン価格で、実売想定価格などは公表していない。両モデル合わせて初年度に100台を販売する目標である。

 シュナイダーは、InRow RC Chilled Water 300mmのような局所空調機以外にも、サーバールーム全体を冷却する大型空調機や、ホットアイルを密閉することでサーバールームの空調効果を高める「コンテインメントシステム」を販売している。

 局所空調機は、サーバーから排出された暖気をホットアイルに閉じ込めるコンテインメントシステムと組み合わせることで、冷却効率をより高められるという。コンテインメントシステムの最新モデル「EcoAisle(エコアイル)」は、ホットアイルの内圧と外圧を計測した上で、局所空調機のファンの回転数を自動制御する「Active Flow Control」という機能を備えている。例えばホットアイルの内圧が外圧よりも高くなると、暖気がコールドアイルに漏れやすくなるが、Active Flow Controlはそのような場合に局所空調機のファンの回転数を上げて内圧を下げる。