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写真1●ロキテクノのフィルター製品
写真1●ロキテクノのフィルター製品
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 工業用フィルターの製造などを手掛けるロキテクノは2014年9月、海外の一つの海外製造拠点及び三つの海外販売拠点へのERP(統合基幹業務システム)導入を完了した(写真1)。クラウドERPなどを採用して、迅速なシステム構築を実現したのが特徴だ。

 約6カ月でマレーシアの委託先工場に生産管理システムを構築し、シンガポール、韓国、マレーシアの販売会社では、それぞれ2~3カ月で販売管理システムを稼働させた。総務部情報システムグループの松本喜孝グループリーダーは、「工場の生産管理システムならば1年、販社の販売管理システムは1拠点4~5カ月はかかるのが普通だろう」と説明する(写真2)。

写真2●ロキテクノの松本喜孝情報システムグループグループリーダー(中央)
写真2●ロキテクノの松本喜孝情報システムグループグループリーダー(中央)
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 ロキテクノが海外進出に伴うシステム化計画の検討を始めたのは、2013年9月のことだ。製品の提供先である顧客企業は、工場の海外進出を加速させていた。顧客の工場に近い場所で製造、販売し、素早く製品を届けられる体制を整備する必要があった。同社は、「4~5年後に、海外顧客向けの売上率を30%程度にまで高める」(松本グループリーダー)という目標を立てる。

追加開発は極力しない方針

 今回取り組んだのは、マレーシアの委託先工場向けの生産管理システムとシンガポールなどに拠点を置く販社向けの販売管理システムの構築だ。松本グループリーダーは、「基本コンセプトはスモールスタート。現地に情報システム担当を配置せず、大きいシステムは必要ないという前提でプロジェクトを進めた」と振り返る。