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 米Yahoo!は現地時間2014年10月21日、同年第3四半期の決算を発表した。会計原則(GAAP)ベースの売上高は11億4800万ドルで前年同期と比べ1%増加した。提携企業に支払う手数料(TAC)を除いた売上高は同1%増の10億9400万ドルとなる。

 GAAPベースの純利益は67億7600万ドル(希薄化後1株当たり利益は6.70ドル)で、前年同期の2億9700万ドルから約23倍に拡大した。当期の数字には、中国Alibaba Group(阿里巴巴)の米国での新規株式公開(IPO)に伴う株式売却益約63億ドル(1株当たり6.27ドル)が含まれる。営業利益は前年同期比55%減の4200万ドルだった。

 株式売却益や一時的費用などを除いた非GAAPベースの場合、純利益は前年同期比52%増の5億4300万ドル(希薄化後1株当たり利益は0.52ドル)、営業利益は同10%減の1億5600万ドルとなる。

 ディスプレイ広告による収入は前年同期比5%減の4億4700万ドル(TACを除いた場合は同6%減の3億9600万ドル)だった。広告販売数は同約24%増加したものの、広告単価が同約24%下落した。

 検索広告収入は前年同期比4%増の4億5200万ドル(TACを除いた場合は同6%増の4億5000万ドル)だった。ペイドクリック数は前年から横ばいだが、クリック単価は同約17%上昇した。

 またMarissa Mayer最高経営責任者(CEO)は、第3四半期におけるモバイル事業の売上高が2億ドルに達したことを明らかにした。2014年通年のモバイル事業の売上高は12億ドルを超えると見込んでいる。

 米New York Timesによると、第3四半期決算についてアナリスト予測の平均は、TACを除いた売上高が10億5000万ドル、一時的費用などを除いた1株当たり利益が0.30ドルだった。

 予測を上回る決算となったものの、モバイル事業が売上高全体に占める割合が米Facebookなどと比べて依然小さい点や、主要な収入源のディスプレイ広告が不調であることを、米メディア(CNETForbes)は指摘している。

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