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 米Gartnerが現地時間2016年1月20日に公表した市場調査によると、パソコン、携帯電話、タブレット端末を合わせた2016年の世界出荷台数は24億4100万台となり、前年から1.9%の伸びにとどまる見通し。またこれらデバイスに対するエンドユーザーの支出額は前年比0.5%減で、同社が統計を取り始めて以来初めて減少に転じるという。

 Gartnerが予測する、2016年におけるデバイスの種類別出荷台数は、従来型パソコン(デスクトップ/ノートパソコン)が2億3200万台、高価格帯ウルトラモバイル(Windows 10/8.1とIntel x86プロセッサ搭載製品や、米AppleのMacBook Airなど)が5500万台。これらを合わせた「パソコン」の出荷台数は前年から1%減少する見通し。ただしGartnerは、パソコン市場はその後回復し、2017年、2018年ともに前年比で約4%増加すると見ている。

 Windows 10と米Intelの第6世代Coreプロセッサ(開発コード名「Skylake」)への移行に伴い、高価格帯ウルトラモバイルがパソコン市場をけん引していくと同社は予測する。また同社が昨年10~12月に行った、世界6カ国の法人を対象にしたアンケート調査では、8割が12カ月以内にWindows 10の導入試験/評価を終えるとしている。このことからWindows 10は過去のWindowsよりも速いペースで法人への導入が進むと同社は予測している。

 このほか、携帯電話の世界出荷台数は、前年比2.6%増の19億5900万台。その他のウルトラモバイル(AppleのiPadやiPad mini、韓国Samsung ElectronicsのGalaxy Tab Sシリーズなど)は1億9500万台で、前年からほぼ横ばい(0.5%減)になる見通し。

 このうち携帯電話の全出荷台数に占めるスマートフォンの比率は82%となり、前年から12%上昇するという。ただ、フーチャーフォンから買い替えるスマートフォンは、その多くが低価格のベーシック型になるとGartnerは指摘している。スマートフォンの機種変更をするユーザーも従来のベーシック型から新たなベーシック型に替える人が多く、ハイエンド機への買い替えはあまり進まないという。こうした動向は、中国をはじめとする新興国市場で顕著だという。

 2016年における携帯電話へのエンドユーザー支出額は前年比で1.2%増加するとGartnerは見ている。しかし、この増加分だけではデバイス(パソコン、携帯電話、タブレット端末)全体の支出額をプラス成長させるには至らないと、同社は指摘している。

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