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 調査会社の富士キメラ総研は2015年3月19日、メディカルソリューション市場に関する調査結果を発表。2014年の市場規模は1兆2542億円に達し、2020年には2014年比14.5%増の1兆4358億円に拡大すると予測した。

 メディカルソリューション市場を医療機関向けシステム/ソリューション、診断・計測機器/装置、治療・手術機器/装置/システムの3分野に分けて調査した。その結果によると、2014年の医療機関向けシステム/ソリューションの市場規模は4459億円で、2020年には同2.4%減の4351億円に縮小するという。また、診断・計測機器/装置の市場規模は、2014年の5968億円から、2020年には10.2%増の6577億円に拡大すると分析した。一方、治療・手術機器/装置/システムは、2014年の2115億円から、2020年には62.2%増の3430億円に達すると予測した。

 メディカルソリューション市場が2020年にかけて拡大傾向にある背景について、医療機関向けシステム/ソリューションが縮小傾向にあるものの、中小規模病院(中規模:399床以下 小規模:199床以下)や一般診療所(19床以下)への電子カルテシステム導入により医療分野のICT化が進むと指摘。ICT化の進展に伴い、今後は医師不足を解消する遠隔医療システムや「地域包括ケアシステム」の構築を目的とした地域医療連携システムの需要が拡大する、と予測している。

 診断・計測機器/装置では、普及は一巡しているものの、フィルムを使用したアナログ型からデジタル型への切り替えなど、リプレースに伴う高機能化、高付加価値化が進み、市場は堅調に拡大すると分析。製品単価は微減、横ばいを続ける品目が多いが、X線CT装置は、多機能化が進んでいるため単価が上昇するとみられ、市場の拡大要因となっているという。

 治療・手術機器/装置/システムでは、最先端医療機器や技術を用いた「インテリジェント手術室」の導入機運の高まりを受け、医療用ロボットや手術映像記録/配信システム、ヘッドマウントディスプレイが拡大すると予測。近年、医療現場における機器は、3Dや4K・8Kなど最先端映像技術の有望な需要先となっており、今後も採用が進むと分析している。

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