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 米IDCが現地時間2015年3月20日に公表した、PC、タブレット、スマートフォンを合わせた「スマートコネクテッドデバイス(SCD)」市場に関する調査によると、2014年におけるSCDの世界総出荷台数は18億3800万台となり、前年から18.3%増えた。このうち最も成長したのはスマートフォンで、出荷台数は同27.7%増えた。これに対しタブレット(2-in-1型も含む)は同4.5%増にとどまった。またPCは、ノートPCが同2.3%減、デスクトップPCが同2.1%減となった。

 IDCによると、SCD市場は4年前までPCが大半を占めていた。2010年時点で、PCの出荷台数比率は52.5%、スマートフォンは44.7%、タブレットは2.8%だった。これが2014年にPCが16.8%に低下。スマートフォンとタブレットはそれぞれ73.4%と12.5%に上昇した。

 IDCは今後もスマートフォンの比率が拡大し、2019年には77.8%に達すると予測している。一方でPCとタブレットはそれぞれ11.6%と10.7%に低下するとIDCは見ている。

 IDCのTom Mainelliプログラム・バイスプレジデントによると、タブレットは2-in-1型のモデルが高成長の兆しを見せており、PCはコンバーティブル型が勢いを増し始めている。しかし新興国などの「1台持ち」の利用者は、スマートフォンを選ぶ人が圧倒的に多い。

 スマートフォン市場の成長は今後鈍化すると予想されるが、それでもSCD市場におけるその支配的地位は見過ごすことができないという。SCD市場ではウエアラブル端末の成長が期待されているが、当面スマートフォンを超えるようなデバイスは登場しないだろうと、Mainelli氏は予想している。

 またスマートフォンは、特定の市場とカテゴリーが伸びていくと、IDCのMelissa Chauシニアリサーチマネジャーは見ている。2014年のスマートフォン世界出荷台数のうち、新興国市場が占める比率は73%だった。また価格が100ドル未満の端末は21%、画面サイズが5.5~7インチのいわゆるファブレットは12%を占めた。これらの比率は2019年にそれぞれ80%、35%、32%に拡大すると同氏は予測している。

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