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図●国内ドキュメントイメージングスキャナーの出荷台数推移(2012年~2014年)
図●国内ドキュメントイメージングスキャナーの出荷台数推移(2012年~2014年)
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 調査会社のIDC Japanは2015年3月26日、国内ドキュメントイメージングスキャナー市場に関する調査結果を発表した。それによると、2014年の出荷台数は前年比13.9%減の24万5000台に落ち込んだ。シートフェッドタイプとフラットベッドタイプの内訳では、シートフェッドタイプが同13.2%減の13万3000台、フラットベッドタイプが同14.7%減の11万2000台と、どちらも大幅な減少となった()。

 2014年の出荷台数が大幅に落ち込んだ背景について、2014年第1四半期には増税前の駆け込み需要で出荷台数が増加したが、その後、反動による減少に歯止めが掛からなかったと分析。フラットベッドタイプは、2013年にPFUの「SV600」が発売されたことで出荷台数が堅調だったが、2014年には新製品効果が薄れて大幅な減少になったという。さらに、利用者が書籍や雑誌をスキャナーで読み込んでタブレット端末で閲覧する「自炊」ブームが終焉したことで、シートフェッドタイプの出荷台数も2014年に大きく減少したと指摘している。

 ドキュメントイメージングスキャナー市場のベンダー別の出荷台数シェアについても調査。それによると、約半分のシェアを占めるPFUが1位となった。その後に続くセイコーエプソン、キヤノンを合わせると、3社で国内市場の95%以上のシェアを占めるという。

 今後の市場動向については、e-文書法の要件緩和やマイナンバー制度など、ドキュメントイメージングスキャナーにプラスの効果をもたらす法改正が予定されていると指摘。ただし、コピア系複合機やスマートフォンなど、競合する他のテクノロジー製品も多いことから、専用ドキュメントイメージングスキャナーの利便性をしっかりと訴えていけるかどうかが重要だと分析している。

IDC Japanの発表資料へ