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 調査会社のアイ・ティ・アールは2015年5月19日、アイデンティティ/アクセス管理とソフトウェア・トークンの市場動向に関する調査結果を発表した。それによると、2014年度のIDM/IAM、シングルサインオン、フェデレーション、特権ID管理などのアイデンティティ/アクセス管理市場は軒並み二桁成長を達成。ソフトウェア・トークン市場は前年度比52.0%増と飛躍的に拡大した。同社では2013年~2018年度にかけて、同市場が年平均23.7%で成長を続けると予測し、市場の動きは活発だという。

 同社は今回、国内31ベンダーを対象に調査を実施。アイデンティティ/アクセス管理市場では、IDM/IAM市場が同17.1%増と拡大し、シェア争いが激化しているという。シングルサインオン市場も同20.7%増となり、フェデレーション市場も同16.8%増と大きく伸びた。同社では、フェデレーション市場では2位争いが混戦していると指摘。一方、特権ID管理市場は同25.4%増と高成長を維持し2強によるシェア争いがより鮮明になったという。

 また、ソフトウェア・トークン市場も、参入ベンダーの増加などにより市場が活発化。同52.0%増と大幅に拡大した。同社では、多要素認証による認証強化の需要は年々高まっており、スマートデバイスの業務利用も増加していると指摘。スマートデバイスを活用したソフトウェア・トークンへの期待が高まりつつあると分析した。同時に、USBトークンに代表されるハードウェア・トークンと比べ、ソフトウェア・トークンは運用面やコスト面でメリットがあり、新規導入時におけるソフトウェア・トークンの選択ないしはハードウェア・トークンからのリプレースに積極的な企業が増加傾向にあるという。同社では、より強度な多要素認証を実現するために、印刷物に印字された従来型のマトリックス表による認証手段からのリプレース、さらにはマイナンバーの取り扱いにあたっての高度な本人確認手段として、金融業を中心に利用の広がりが見込まれると予測している。

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