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 米IDCが現地時間2015年6月3日公表した、スマートウオッチや活動量計などのウエアラブル機器に関する調査によると、同年第1四半期(1~3月期)に世界で出荷されたこれら機器の合計台数は1140万台となり、前年同期の3倍になった。ウエアラブル機器の出荷台数は8四半期連続で、前年同期の実績を上回ったという。

 IDCによると、第1四半期は通常出荷台数の伸びが減速するが、今年は勢いが目覚ましい。これはエンドユーザーの関心の高まりとともに、メーカー各社が多種多様な機器を提供していることを示しているという。新興国市場の需要も高まっており、メーカー各社はそうした新たな需要に応えようとしていると、IDCは指摘している。

 2015年第1四半期のメーカー別出荷台数は、米Fitbitの390万台が最も多かった。これに次いだのが中国Xiaomi(小米科技)の280万台。このあと、米Garminの70万台、韓国Samsung Electronicsの60万台、米Jawboneの50万台と続いた。これら上位5社の合計シェアは約75%となり、前年同期の約66%から拡大した。

 IDCによると、ほかのどの新たな市場と同じように、ウエアラブル機器の市場も価格の下落が急速に進んでいるという。全出荷台数のうち40%以上の機器が100ドルを下回る価格となっており、このことが上位5社がシェアを拡大できた1つの要因だと同社は指摘している。

 なお、Appleが同社初のスマートウオッチ「Apple Watch」の販売を開始したのは同年4月24日だったため、IDCの今回の調査にはその数値は含まれていない。Apple Watchは価格が349ドルからのモデル、549ドルからのモデル、1万ドルを超えるモデルの3種があり、ハイエンドのカテゴリーに入る。ウエアラブル機器市場で価格下落が急速に進む中、Appleの市場参入は、消費者のハイエンド機器に対する購入意向を試すものになると、IDCは指摘している。

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