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 米IDCが現地時間2016年6月15日に公表した世界のウエアラブル機器市場に関するリポートによると、同年における世界出荷台数は1億190万台となり、2015年の7900万台から約29%増加する見通し。ウエアラブル機器の年間出荷台数は今後20.3%の年平均成長率で伸び続け、2020年には2億1360万台に達すると予測している。

 IDCによると、現在最も人気のあるウエアラブル機器の種類は腕時計型とリストバンド型で、2016年もこれらの機器の出荷台数は伸びていくという。しかしこの市場はスマートフォンと異なり、さまざまなフォームファクタの製品で構成される。今後は衣服型、アイウエア型(眼鏡型)といった機器が台頭し、市場はこうした製品の恩恵を受けると同社は分析している。

 2015年における腕時計型の出荷台数シェアは40.4%、リストバンド型のシェアは50.2%だった。これが2016年にはそれぞれ41.0%、50.5%となる見通し。またアイウエア型、衣服型、その他(クリップ型、イヤウエア型、ヘルメット型)の2016年におけるシェアは、それぞれ0.2%、2.2%、6.1%にとどまるという。

 このうち腕時計型は、そのシェアを2020年に52.1%へと堅調に伸ばす一方、リストバンド型のシェアは28.5%へと大幅に低下するという。これに伴い、アイウエア型、衣服型、その他のシェアが伸びていくとIDCは見ている。

 「リストバンド型ウエアブルにあるベーシックなフィットネス機能を、多くの腕時計型機器が取り込むため、リストバンド型は厳しい競争に直面する」とIDCは指摘している。

 また現在、腕時計型の分野ではスマートウオッチが注目を集めているが、将来はフィットネスや睡眠などのデータを記録するベーシックな機能を持つ機器が台頭していくという。IDCの分析によると、この分野の市場成長に寄与するのはファッションブランドの米Fossilや、デジタルヘルス製品を手がける米Fitbit、フランスWithingsなど。

 このうちWithingsについては、先ごろフィンランドNokiaが約202億円で買収する計画を明らかにしている(関連記事:Nokia、デジタルヘルス製品のWithingsを1億7000万ユーロで買収へ)。

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