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 米IDCが現地時間2015年8月26日に公表した世界のパソコン市場に関する調査によると、2015年の年間出荷台数は2億8160万台となり、前年から8.7%減少する見通し。同社は先のリポートで同年の年間出荷台数が前年比で6.2%減少するとしていたが、これを下方修正した。世界のパソコン市場は2016年も減少が続き、出荷台数は5年連続で前年実績を下回ると同社は予測している。

 同社は2015年の第2四半期(4~6月)を、同年下期に登場するWindows 10搭載機への移行期と見ていた。だが実際の減少幅は予想を上回るものだった。ノートパソコンの大量在庫やドル高の影響を受けたことが要因という。今後は経済問題やWindows 10の無料アップグレード、新モデルの不足などが足かせとなり、2016年も市場成長の見込みはなさそうだと指摘している。また「コンピューティング機器はそこそこの品質のもので十分」という意識が消費者の間に広がっており、これがタブレット端末の落ち込みにもつながっているという。

 一方で2017年は、パソコンの買い替えサイクルがあり、Windows 10の無料アップグレードも終了するため、緩やかな回復が予想されるという。法人市場やノートパソコンの分野で成長機会があると同社は分析している。ただし消費者向け製品の減少は2019年まで続くという。

 同社が予測する、2015年から2019年までの出荷台数の年平均成長率は、ノートパソコンが1.2%、デスクトップパソコンがマイナス1.7%。ノートパソコンとデスクトップパソコンを合わせた出荷台数は横ばい(0.0%)で推移すると見ている。

 なおIDCが同日公表した世界のタブレット端末(2-in-1型も含む)市場に関する調査によると、2015年の年間出荷台数は2億1200万台で、前年から8.0%減少する見通し。IDCはこちらも従来予測の同3.8%減から下方修正した。

[発表資料(世界パソコン市場)]
[発表資料(世界タブレット市場)]