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 米IDCが現地時間2015年8月27日に公表したウエアラブル機器市場に関する調査リポートによると、同年第2四半期(4~6月)における世界出荷台数は1810万台となり、前年同期の3.2倍(223.2%増)になった。

 メーカー別出荷台数は、米Fitbitの440万台が最も多く、これに米Appleの360万台が次ぎ、このあと中国Xiaomi(小米科技)の310万台、米Garminの70万台、韓国Samsung Electronicsの60万台と続いた。

 このうち首位のFitbitの出荷台数は前年同期から158.8%増えたが、シェアは同30.4%から24.3%に低下した。一方Appleが同社初のスマートウオッチ「Apple Watch」の販売を開始したのは4月24日だったため、その前年比伸び率のデータはないが、同社のシェアは19.9%となり「Appleはいっきに業界リーダーであるFitbitを攻撃できる距離に入った」(IDC)。

 IDCによると、Appleの市場参入は、サードパーティーのアプリが利用できる「スマート型」ウエアラブル機器の市場に大きな影響を与えたという。第2四半期に出荷されたスマート型ウエアラブルの3台に2台はApple Watchで、Appleはこの市場セグメントで他社を大きく引き離している。この分野におけるAppleのリードは今後も続くとIDCは予測している。

 第2四半期はFitbitの出荷台数がAppleを上回ったものの、Fitbitの製品が自社開発アプリのみに対応する「ベーシック型」であることに注目すべきだとIDCは指摘している。ウエアラブル機器全体に占めるベーシック型ウエアラブルの比率は今後数年で縮小すると見られており、Appleはウエアラブル市場全体でも首位に立つ可能性があるとIDCは予測している。

 IDCによると、ウエアラブル市場の短い歴史の中で、スマート型とベーシック型の違いはすでに鮮明になっている。両者の主な相違点は価格と機能だが、その隔たりはますます大きくなるという。ベーシック型機器のメーカーは今後、低価格市場で利益を出しつつ、スマート型機器の付加的な機能に対抗しなければならず、厳しい状況に直面するとIDCは分析している。

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