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 全米レコード協会(RIAA)が現地時間2015年9月21日に公表した音楽販売統計によると、同年上期(1~6月)における米国の音楽売上高は32億ドルとなり、前年同期から0.5%減少した。

 このうち音楽ストリーミングサービスの売上高は、前年同期から23%増の10億3000万ドルとなり、初めて10億ドルを超えた。ストリーミングサービスには(1)米Rhapsodyや英Spotifyなどの有料サブスクリプションサービス、(2)米Pandora Mediaや米SIRIUS XM Radioなどのインターネットラジオ/衛星ラジオ、(3)米YouTubeや米VEVOなどの非サブスクリプション・オンデマンドサービスがあるが、いずれも売上高は増加した。

 ストリーミングサービスの中で最も売上高が多かったのは(1)の有料サブスクリプションサービスで、2015年上期は前年同期から25%増の4億7800万ドルとなった。また有料サブスクリプションサービスの契約件数は、前年同期の790万件から810万件に増加。2013年と比較すると49%増加した。ただし米Appleが2015年6月30日に始めた「Apple Music」の会員数は、この統計に1日分しか反映されていないと、RIAAは指摘している。

 一方、Appleの「iTunes Store」をはじめとする音楽ダウンロード販売の売上高は、前年同期から4%減の13億ドルとなった。アルバムのダウンロード販売は同4%伸びたが、シングルは同9%減少。ダウンロード販売件数はアルバムが同5%増、シングルが同12%減少した。このほか音楽CDなどの物理メディアの売上高は7億4800万ドルで、前年同期から17%減少した。物理メディアの売上高比率はCDが66%、アナログレコードが30%だった。

 2015年上期における米国音楽販売の種類別売上高比率は、ダウンロードが40%、ストリーミングが32%、物理メディアが24%。引き続き健全に多様化が保たれていると、RIAAは分析している。

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