PR
図●国内DCネットワーク機器市場の製品分野別エンドユーザー売上額予測(2011年~2019年)
図●国内DCネットワーク機器市場の製品分野別エンドユーザー売上額予測(2011年~2019年)
[画像のクリックで拡大表示]

 調査会社のIDC Japanは2015年10月15日、国内のデータセンター(DC)ネットワーク機器市場に関する調査結果を発表した。それによると、2010年から続く市場拡大が2014年も継続し、市場規模は前年比9.4%増の836億1400万円に達した。同社では、2015年も成長維持し、同6.5%増の890億8200億円と予測。また、2014年~2019年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を4.7%と分析している()。

 同社では、2014年の市場拡大の背景には、「コンテンツ事業者のサービス提供基盤拡大」「クラウドサービスの利用拡大に合わせた増強需要」「トラフィック増加に適応した処理能力の強化」「経済状況の改善にともなう企業ITシステム向け需要拡大」の4つの要因があったと指摘している。

 同社は、データセンター向けのネットワーク機器の中でもイーサネットスイッチ市場の成長が顕著であると分析。その中でも、クラウド環境向けがこれから本格的に成長するという。2014年~2019年のCAGRは、データセンター向けイーサネットスイッチ市場(全体)が5.7%であるのに対し、プライベートクラウド向けが12.7%、パブリッククラウド向けが8.5%と市場全体を上回る成長を維持すると予測した。

 また、同社は、ベンダー別の動向も調査。それによると、2014年もシスコシステムズが市場の明確なリーダーとしての存在感を示したという。一方、ブロケード コミュニケーションズ システムズ、HP、富士通、アリスタネットワークス、デルも売り上げを伸ばしているという。

 なお、同社では、今後のベンダー動向を左右するとされる「Network disaggregation」と呼ばれる、ネットワークOSとスイッチングハードウエアをアンバンドル化する動きは、国内ではいまだ限定的と指摘。一方で、「第3のプラットフォームへのトランスフォーメーション」と「モバイルを中心としたインターネットサービスの拡充」が、データセンター基盤の増加と増強を今後も促すと分析している。

IDCの発表資料へ