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図●SaaS型運用管理市場規模推移および予測
図●SaaS型運用管理市場規模推移および予測
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 調査会社のアイ・ティ・アールは2015年10月16日、国内のシステム運用管理の市場動向に関する調査結果を発表した。それによると、2014年度の市場規模は、売上金額で前年度比7.5%増の約1891億円に達し、2015年度にはさらに同7.6ポイント拡大すると予想した。中でも成長が著しかったのはSaaS型運用管理市場で、2014年度は同63.6%増の18億円に拡大。2015年度は同46.1%増の26億円に達すると予測した()。

 同社は、SaaS型運用管理の市場が急速に拡大している背景について、サービスデスク/インシデント管理機能を中心とした野村総合研究所が市場を牽引していると指摘。あわせて、PC資産管理をSaaSで提供するソリトンシステムズやクオリティソフトの伸びも市場の拡大を下支えしているという。

 同社によれば、SaaS市場の運用管理全体に占める割合は、2014年度で1%程度と規模は相対的に小さいが、導入機運が高まりつつあると指摘。ユニリタやServiceNowなど、SaaSビジネスを積極的に展開するベンダーが増えていることから、2014年度から2019年度までの管理市場の年平均成長率(CAGR)は、29.3%になると分析。2019年度には65億円にまで拡大すると予測した。

 同社は、その他の製品分野別の市場動向についても調査。それによると、仮想化およびクラウドの普及に伴い、仮想化構築とクラウド管理が高い伸びを維持したという。一方で、ソフトウエア監査の動きが強まっていることから、2013年度から2015年度にかけては、IT資産管理、変更/構成管理、PC資産管理が比較的高い伸びを維持すると分析した。

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