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 米IDCが現地時間2015年10月28日に公表したスマートフォン市場に関する調査によると、同年第3四半期(7~9月)の世界出荷台数(速報値)は前年同期比6.8%増の3億5520万台となった。これに先立ちIDCは、スマートフォンの出荷台数は昨年第4四半期に3億7520万台となり、四半期出荷台数の過去最高を記録したと報告していたが、今年第3四半期はそれに次ぐ過去2番目に多い出荷台数になった。

 IDCのリサーチマネジャー、Anthony Scarsella氏によると、今年第3四半期は主要メーカー各社が相次ぎ旗艦モデルを投入し、市場競争が激化した。だが市場全体の成長に大きく寄与しているのはそうした高価格モデルではなく、低・中価格帯のモデル。その傾向はとりわけ新興国市場で強いという。

 2015年第3四半期のスマートフォン出荷台数をメーカー別に見ると、韓国Samsung Electronicsが8450万台で首位を維持し、これに米Appleが4800万台で次いだ。3位は中国Huawei Technologies(華為技術)で、その台数は2650万台。このあと中国Lenovo Group(聯想集団)の1880万台(米Motorola Mobilityの台数を含む)、中国Xiaomi(小米科技)の1830万台と続いた。

 このうちSamsungの出荷台数の前年同期比伸び率は6.1%となり、市場全体の伸び率を若干下回った。Samsungは8月に「Galaxy S6 edge +」と「Galaxy Note 5」を市場投入しており、これが9月の出荷台数増加につながった。一方で「Galaxy Core」「Galaxy Grand Prime」「Galaxy Jシリーズ」といった200ドル未満の端末が主要新興国市場で出荷台数を伸ばした。

 Appleの出荷台数の前年同期比伸び率は22.2%だった。9月25日に発売した「iPhone 6s」「同6s Plus」は発売後最初の3日間で1300万台を売り上げるなど好調だった。米国や中国などの主要市場で、従来モデルからの買い替えやAndroid端末からの乗り換えを促しているという。一方でiPhoneは「5s」「6」「6 Plus」といった旧モデルも好調に売れたとIDCは報告している。

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