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 米Strategy Analyticsが、現地時間2014年11月13日に公表したタブレット端末市場の調査によると、同年第3四半期(7~9月)における世界の出荷台数(速報値)は5520万台となり、前年同期から6%増加した。法人および垂直市場で成長の勢いが増しているという。タブレット端末市場は今後、メディア消費ではなく、プロダクティビティ(生産性)を目的とした法人向けデバイスによって支えられていくと予測している。

 第3四半期のメーカー別出荷台数は、米Appleが1230万台で首位を維持し、このあと韓国Samsung Electronicsの970万台、台湾ASUSTeK Computer(ASUS)の310万台、中国Lenovo Group(聯想集団)の300万台、台湾Acer Groupの130万台と続いた。

 このうちAppleの出荷台数は前年同期から13%減少、前の四半期から7%減少した。先進国ではマイナーチェンジの新モデルを購入する必要に迫られる消費者が少なく、こうした消費動向が影響を及ぼしたという。ただしAppleは10月に最新モデルの「iPad Air 2」「iPad mini 3」を発売し、旧モデルも同時に販売していることから、今後数四半期にわたってiPadの販売が促進されるとStrategy Analyticsは見ている。Appleは10~12月期にハイエンド端末の市場でシェアを取り戻すという。一方で今後新たなフォームファクタを市場投入しない限り、その成長率は鈍化するとStrategy Analyticsは予測している。

 第3四半期のOS別出荷台数を見ると、Androidが3980万台、iOSが1230万台、Windowsが320万台だった。このうちAndroidは前年同期から14%増加。その市場シェアは72.0%に達し、過去最高を更新した。Strategy Analyticsによると、Androidの伸びに大きく寄与したのはホワイトボックスと呼ばれる小規模メーカーのノーブランド製品。その第3四半期における合計出荷台数は前年同期比19%増の1650万台となり、iPadを上回ったほか、タブレットの世界全出荷台数に占める割合が29.9%に達した。ホワイトボックスのメーカーは様々な画面サイズ、価格帯の製品を用意し、品質や性能も向上させていると、Strategy Analyticsは分析している。

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