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 米Microsoftの「Windows 10」は、これまでで最も速く企業導入が進むWindowsになる見通し。こうした予測を米国の市場調査会社Gartnerが現地時間2015年11月23日に公表した。Windows 10は2017年1月までに企業の50%が導入を開始すると同社は予測している。

 Gartnerのリサーチ・バイスプレジデントのSteve Kleynhans氏によると、無料かつ自動のオンラインアップグレードや、旧型デバイスの広範なサポートといった要素が奏功し、Windows 10は今年年末までに消費者市場で数千万という人がなれ親しむOSになるという。また同OSは企業市場においても好調で、その導入速度は7年前の「Windows 7」を大きく上回ると、同氏は述べている。

 Gartnerが分析する、企業のWindows 10への移行を促進する要因は、(1)Windows 7のサポートが2020年1月で終了すること、(2)Windows 10がWindows 7用のアプリケーションやデバイスと高い互換性があること、(3)今後登場するタブレット端末や2-in-1型機器に対する累積需要があること。

 Gartnerによると、多くの企業は2016年前半にWindows 10の試験導入を開始し、同年後半にその規模を拡大していく。また少なくとも企業の50%は2017年初頭までに本格導入を開始し、2019年の完全導入を目指すという。

 米Wall Street Journalの記事によると、企業がWindows 7からWindows 10への移行にかかる期間は6~9カ月とGartnerは分析している。これに対しWindows XPからWindows 7への移行にかかった期間は12カ月~18カ月だった。Windows 10に互換性に関する問題が少なことも、同OSの導入が速く進む要因だと同紙は伝えている。

[Gartnerの発表資料]